2010年1月21日(木) 鷲田ソーチョウ、釈ジューショク、内田センセ

去年10月のブログに「ナカノシマ大学-キックオフイベントから」というタイトルで書かせていただきましたが、その際のシンポジウムに揃ったメンバーが、新年会という名にかこつけておいしい料理を頂きながらワイワイと「おせっかいな教育論」でも話し合おうということで今週の月曜日に集合しました。

メンバーは大阪大学鷲田清一総長、神戸女学院大学内田樹教授、浄土真宗本願寺派如来寺住職で兵庫大学釈徹宗教授というパネリストだった方たちにもう一度新年に集合をかけるという人も羨む陣容(と勝手に自分で言ってしまうことが価値を高める)でした。そして仕掛け人であり私の第1回後援会で第1部のトークのお相手をしてくれた江弘毅さんに、21世紀協会プロデューサーの山納洋さんが見守る中スタートし、あっという間の3時間半でした。

鷲田先生とは市長になってすぐに色々とお話しする機会があり、21世紀懐徳堂プロジェクトの一環としてナカノシマ大学の動きを「一緒にやりまひょ」と人懐っこい笑顔で言っていただきました。そうしたこともあり、「中之島」という大きな遺産を今後も精神的な支柱にしながら大阪の未来も当然ですが、人の暖かさ、素晴らしさというものを見つめ続けたいという視点が大好きで(ソウチョウにこんな言い方失礼かな)いつも心が暖まるお話をさせていただきます。

さらに釈撤宗先生の博学ぶりは鷲田ソーチョウ、内田センセも度々唸るほどで、これは10月1日のイベントの際にも往時の懐徳堂をまるで見てきたのではと思わせるほどの話術で会場を酔わせておられました。浄土真宗だけではないのでしょうが、読経の際の発声法だけのお話でもまるで宇宙が広がるようでした。

そして、もうウチダ「教」といっても過言ではないほど、内田樹先生の著書にはファンが多く(最新刊「日本辺境論」も大ヒットしているようです)、センセ(江さんが内田先生を表すときの表現ですがピッタリですので使わせていただきます)のブログファンも凄い数をカウントしているようです。

http://blog.tatsuru.com/

内田センセのブログを読ませていただいたら、その集まりのことが21日版に出ていたので、私も「自分のこの欄に書こう」と思ったので書き始めたものの、センセの文章とは当然比較にならないので、今日はHP「内田樹の研究室」を是非覗いて頂きたいという宣伝でもあります。

そんなこと言われないでもいつも見てるよという方、すみません。でも1人でもご存じない方がいらっしゃったらこれを機会に上記URLを「お気に入り」に登録されることをお勧めします。なにかふっきれないとき、迷ったとき、むしゃくしゃするとき、すっきりしたいとき、その時々の気持ちに何らかの方向性を考えさせてくれるセンセに出会えると思います。