8月31日から全国40のコミュニティFMで「たね蒔き」

明日に放送が迫ってきたので、お知らせです。

「ラジオフォーラムという番組をご存知ない方も多いでしょうね。「たね蒔きジャーナル」なら覚えておられる方も多いでしょう。存続運動カンパで集まったお金を資金に、新たなラジオジャーナリズムを展開したいという動きです。」

http://www.rafjp.org/ がHP。パーソナリティ今西憲之さんのゲストとして出演しました。放送は8月31日からで、中波で聞けるのは九州と沖縄。そして40を超えるコミュニティFMということです。放送局案内はhttp://www.rafjp.org/broadcast/ で確認を!

さて、ラジオフォーラムの肝心の中身ですが、タイトルは「平松さんはどう見てはんのん?大阪市政と大阪都構想」というもの。比較的自由に話をしましたが、はっきりしているのは大阪都構想で潰される大阪市民には何のメリットもないこと…言い続けてきたことを繰り返しました。

明日、放送開始です。
今西憲之さんは「原子力ムラの陰謀」を8月30日(今日ですね)発行。週刊朝日で大反響を呼んだ連載の加筆単行本化です。今、読んでます。

堺市長選挙、中央の視点とは。

今朝の呟きから、少し加筆してアップします。

堺市長選挙をめぐり、朝日が全国版の4面に「気が進まぬ堺の陣 市長選、自民推薦まだ 安倍政権、維新と決裂危惧」という記事。(無料会員登録でも見られるのか、いずれにしても会員登録をしてからクリックしないとちゃんと表示しないようです。すみません。http://digital.asahi.com/articles/TKY201308270668.html?ref=pcviewpage  中央版らしい「政局」睨みの記事だと感じるが、地方自治のリーダーを選ぶという視点が全くない。(それが全国版の4面ということか)

この記事で誘導されるのは、中央政局と地方自治の現場がリンクしているのが必然という「基本認識」から書かれている感覚。これでは「相乗り批判」を展開しようとしている維新の会に与することになる。直接行政は様々な利害関係を調整しながら進めるのが、手間はかかるが本当の姿。(当たり前の姿とも)

今回の選挙でも共産党が候補擁立を見送り、独自に現職を応援の姿勢。「真の保守」を目指す人に「共産党も応援してる」ということを材料に「引き剥がし」にくる動きが既に。「27日の記者会見で『(竹山氏は)共産党が推す候補者。それも含めて党本部で判断するだろう』」との官房長官談話がそれに力を貸していると感じる。

本来、市民が超党派の候補を選ぶことで、分権というのは進むと思う。格差が広がった社会の中でまるで地方を貢物のように「実験台」に使って本当に国がしなければならないこと先延ばしにする口実に使われるのではないか。

中央は大所高所しか見ないのならそれで結構。地方の意地を見せるためにも「相乗りでも何でも市民のために向く姿勢」を持った人を選んでこそ、自治が守れると思う。

記事の方から近づいてくるとき

23日にアップしたブログに書いた「教師」から受けた影響について、2010年、「現代ビジネス」に5回連続で取材を受けた2回目 の「2頁目」にも書いて貰っています。私の原体験といえるかもしれません。3年前の取材記事が、瞬時(ワンクリック)で呼び出せるという「技術の進歩」に感激しますよね。

何かテーマを決めると、それが連鎖反応的にソースの側から近づいてくるという経験って結構あるような…。結局、潜在的な自意識が「ほら、ここにもあるよ!」と訴えてくれているのかもしれません。そういう意味で、24日の朝日新聞の社説、「『教科書選び』 教委の介入はいらない」はその種類に入るかも。

何しろツイッターなどで大阪の教育の現場がどうなっているのか、ナマ情報を知りたいという呟きをしたり、たまたま出会った学校関係者から「悲鳴」とでもいう声を聞いたりしているので、教育委員会が不採択の指導をしたという部分が目に飛び込んできたのでしょう。

その中で、東京都教委、大阪府教委、神奈川県教委の3つの教委が問題にした個所は「国旗と国歌について『一部の自治体で公務員への強制の動きがある』と書いた一文だ。」という。これは「事実」に反するのか。当然、多くの方は事実だと判っているし、そのことを「なかった」ことにはできないでしょう。

また、この社説の最後は
「神奈川の教委は28校の校長に「採択の際に校名が明らかになると、さまざまな団体が来て混乱が起きる可能性がある」と伝えていた。強い不安を覚えた校長もいるだろう。
 教委が政治的な圧力を恐れて判断を左右することがあってはならない。「圧力次第で教育を振り回せる」という誤ったメッセージにもなりかねない。

 教育の中立を守りぬくという原則が問われている。 」
という言葉で締めくくられている。

もう一点ネットの利便性は22日の段階で産経新聞が「教育委員の懸念よりも学校の判断を優先 埼玉」という記事があることを知らせてくれる。http://sankei.jp.msn.com/region/news/130822/stm13082221580003-n1.htm

埼玉と東京、神奈川、大阪の違いはどこにあるのか。これで振り回されるのは誰なのか。教育は誰のためにあるのか。様々な疑問がわいてきました。