2010年6月30日(水) 緊急発信…中国からの大量生活保護申請に関して


ツイッターで情報発信した内容をここにまとめます。

多くのメディアで既に情報が出ていると思いますが、中国から大量の入国者があり、入国管理事務所で「適正」と判断され、入国して数日後に大量に生活保護申請を受け、入国の条件や、役所の窓口では外国人から生活保護申請を受けた場合の対応として、昭和29年に出され、昭和57年に改正されたものの、「生活に困窮する外国人に対する生活保護の措置について」に依拠しなければなりません。

その基準に合致している場合、調査期間を置くものの、大阪市では弁護士の意見を聞いたり、法に照らしたりしながら検討を加えた結果、入管で通ってしまったものについては、要件が整っていれば、受理せざるを得ない現実があります。

大阪市に対して「濫給が続いている」とか「審査が甘い」といった、多くの人に「刷り込まれた」対応ではないことを、この間、全ての基礎自治体の先頭に立って、生活保護行政の矛盾に取り組んできた大阪市のプロジェクトチーム体制が、私に的確な判断をさせてくれたという思いです。

ツイッターに我々の今日の対応を記しました。140字という制限があるツイッターでは何回かに分けてつぶやかざるを得ず、ここに今日私がつぶやいたことをまとめて記すことで、国や、関係機関の適正な対応を期待するとともに、全ての自治体が国民から預かった税金を「本当に困っている人を救い」、「悪質な業者を排除する」ことに一致団結して当たることが必要であり、大阪市はその先頭に立つ決意であることを皆さんに知って頂きたい思いです。

では、本日のツイートからそのまま貼り付けます。
中国からの大量入国、生活保護申請について1 在留資格の認定で「出入国管理及び難民認定法」での要件。「生活上国又は地方公共団体の負担となるおそれのあるものは上陸を拒否する」となっているにも関わらず、大量の外国人登録を認め、わずか3日後に生活保護申請しています(続く)

(1の続き) なぜ入管が上陸を拒否しなかったのか、審査の内容等、担当部署から国に確認させています。私自身が直接国へ赴くことも辞さないつもりです。
中国からの2 一方で、形式的には生活保護申請の要件を満たしていたことから、一部区役所で認定をせざるを得なかったものの、不自然な申請が相次いだことから担当局に報告、局から国へ事実関係の確認を申し入れ、対応を協議してきました。(続く)

(2の続き) 今日、改めて私から、「法務省から責任ある回答が出るまでは、同様の生活保護の申請は受付を保留する」よう全区役所等に指示しました。また、厚生労働者にも今回の事例を報告しており、今後、大阪市として毅然とした対応をしていきます。同時に全国へも情報発信しています。
生活保護制度の矛盾について、この間国に対し積極的に抜本改革をお願いし、基礎自治体としてできることをPTで他の自治体を巻き込みながら進めてきました。理不尽な税金の使い方を許してしまう制度、申請様式さえ整っていれば認めざるを得ない現場の無念さもあるんです。

しかし、今回の件は余りにも異常。本日のPTの最後にある区長からこの実態を知らされ、直ぐに対応しないと全国で同じことが行われる恐れもあると判断し、情報の全てを私が把握していない段階でもプレスに公表し、国、入管の対応に警鐘を鳴らしたかったのです。大阪市全区で本件類似は受付保留です。

以上が私がつぶやいた内容です。

全容をきちんと解明し、国や関係機関の対応を待っていては、さらに事態が混乱するという思いから、一歩も二歩も踏み込んだ決断をしました。是非、このブログをご覧になった方は、お知り合いのインターネットに繋がっている人たちに知らせて頂きたいと思います。この国がまさに根元から崩れようと、崩されようとしている。しかし、単に中国が悪いとか、排他的な動きに繋がることのないよう、是非冷静にこの制度の矛盾や、抜本改正がなされないまま、未だに続いていることも知って頂きたいし、現場対応をしているケースワーカーの全ての苦労を役所全体でバックアップする決意です。

2010年6月27日(日) 事務所移転やパーティのこと


前回のブログの最後に「次回は大阪市と大阪府が決定的に「府市あわせ」になった時代、(中略)不毛な論争を避ける方法を探りたいです」と予告しましたが、少し時間を頂いて、アップさせて下さい。

当選してすぐに平野町に個人事務所を構えていましたが、このブログでも書かせて頂いたように、選挙当初から手伝ってくれていた故高本所長の不在を受けて6月24日に事務所を移転しました。
〒530-0047 大阪市北区西天満2丁目3番1号 いづみビル4Fが「翔の会」の事務所になりました。(現在は公共政策ラボ:(株)ウイズとして活動しています。連絡先が変わっています)

TEL:06-6948-5920 FAX:06-6948-5921 Tel:06-6809-3761 Fax:06-6809-3762

また、6月21日に大阪の中堅、中小企業を中心に応援頂いている「平松邦夫後援会」が役員会総会を兼ねて、2回目のパーティを開いて下さり、600人を超える方々にお集まりいただきました。第1部の講演会では京阪電鉄の佐藤茂雄CEOがユーモアを交えながら、「大阪」について熱い思いを語って下さいました。

そして、第2部のパーティでは「元気な大阪市民ネットワーク」(元気ネット大阪)で副会長も引き受けて下さっている、30年来の友人の鳳蘭さんが東京から駆けつけて下さいました。HPのトップページ「フォト交差点」にもその時の写真がアップされています。(1枚目の2ショットです)

以前から、パーティの際には「予定が合えば行くよ」と気軽に応えて下さっていたのが実現したものです。今回は役員会の総会を兼ねたことや、会場の広さなどで600人が限度ということでしたが、パーティ券の販売について苦労して下さったスタッフに聞くと、「鳳蘭さん」の特別参加ということが決まってからは、ツレ様ファンの方にもお買い上げ頂いたようでした。

その席上で10分のスピーチをする予定が、20分ほど喋ってしまいました。2年半の市長経験で、街頭犯罪、ゴミ減量、違法駐輪対策など確実に大阪市が変わりつつあること、一方で変わり方の発信が弱く、苦労していることなども話しましたが、やはり、府と市が協力して、できることからきちんと話し合いながら府市連携を進めたいという思いを語ると、どんどん予定時間がオーバーしてしまったようです。

7月1日に発行される市政だよりの真ん中のページに、22年度で一区切りつくこの5年間の「市政改革」の成果を特集しますが、是非市民の皆様に読んで頂き、この間の取り組みを知って頂きたい思いです。

また、これで改革は終わりではなく、新たなステージに向けて秋には大きな方向性を示すべく準備をしています。但し、今までの大阪市は全ての方針がある程度固まらないと発表しなかった嫌いがありますので、現場には大枠の方向性が決まったものは分かりやすい形で市民の皆様に伝える工夫をしようと指示しています。

大阪市という歴史も、文化も、人間力もある町が率先して「地域主権」のモデル都市となるべく努力するという気持ちには変わりありません。

2010年6月17日(木) 大阪"都”構想への思い…箕面市長倉田哲郎様


「ツイッター」って本当にいろんな情報が飛び込んできますね。去る6月1日に大阪維新の会のアカウント「oneosakaで知事が私に呼びかけてるよ」という情報が入りました。

調べてみましたら6月1日の午後5時42分にoneosakaさん(大阪維新の会のツイッターアカウント)が『維新の会代表の橋下です。箕面市の倉田哲郎市長が口の悪い僕に代わり、わかりやすく「大阪”都”構想」について触れてくれています。平松市長にも見ていただけたらなあ。http://blog.kurata.tv/article/38476530.html』というものでした。

その、およそ3時間後の午後8時35分に私宛の発信で『先ほど経済人維新の会で橋下知事と会い、ツイートして下さいとお願いしたら、返答義務があるように考えていまして実情不可能との事、既に体感している市長からも是非勧めて下さい。… 』とのこと。

内容の真偽については分かりませんが、ツイッター上で多くの方に見ていただいた情報です。この発信に対し『「代表の橋下です」というのは、きっと大阪維新の会のどなたかが書かれたのでしょう』というようなツイートを返信しました。

ツイッター異聞の3と言えるかもしれませんが、そこで本題です。

倉田哲郎箕面市長のブログも読ませていただきました。「大阪都」のことを詳しく解説されています。国での行政経験がおありなので、客観的なご意見を冷静に述べられていると思います。

ただ何箇所か実情を十分にご理解頂いていないのではと感じる点がありましたので、大阪市の実情をご紹介したいという思いを書かせて頂きます。

倉田市長のブログの文中「周囲との協調をまったく考えない大阪市」と「大阪市に手出しできない大阪府」という表現があります。

まず、「周囲との協調をまったく考えない大阪市」という点についてですが、よく知事が「大阪市は大阪市のことしか考えていない」とおっしゃっていることと同趣旨でしょうか。歴史的に見て、大阪市は圏域の母都市として、大阪全体の発展のための施策と責任を果たしてきたと思うのですが。

例えば、大阪地区の阪神高速道路の事業(空港線の延伸時にも)には府と同等の出資を行いましたし、今は堺市域の大和川線の事業も負担しています。そして関西国際空港へも、府の11%の出資に対し、市は5.5%を出資しています。また、昨年度、国の社会実験として半年打ち切りの予算で大阪市が始めた「救急安心センター」は、大阪府市長会の席上協力をお願いしたところ、今年度から応分の負担を頂きながら、現時点で16市による共同運用となり、その動きは府下全域に広がろうとしています。その他にも休日夜間診療所や総合医療センターは市内だけではなく府内の人たちの安心を支えています。

また「大阪市に手出しできない大阪府」という表現ですが、大阪市は、府が大阪市域に投資してくれることを拒んではいません(少なくとも私の任期中は)。

咲洲・夢洲のまちづくりでも積極的に大阪府の協力を求めています。一方「差等補助」の問題では、なぜ大阪市の子どもたちが、政令市というだけで他の市町村と差別されなければならないのか、大阪市域へ本来出るはずの府としての補助を渋っている理由がわからないので、「市政だより」などを通じて抗議してきました。大阪府は大阪市も含めた大阪府域全体の市町村のために働くことが本来の仕事ではないのでしょうか。

倉田市長はまた「「政令指定都市」というカテゴリーに入る大阪市は、都道府県レベルの仕事のほとんどを独自に扱うことができるようになっており、多くの分野で大阪府の権限は及びません。その意味で、大阪府と同格と捉えてよい」とも言われていますが、細かい点をチェックしますと、昭和31年に始まった「政令市」制度というのは「大都市制度」を求めた旧五大市の思いを暫定的、限定的に認めたもので、税制上の措置不足が存在することはご承知の通りです。

あと「東京都モデルの方が優れている。」とも書かれていましたが、これは東京が首都だから優れているように見えるのではないでしょうか。東京で暮らしたことがないので私には実感としては分かりません。モデルとされている東京では、現在の「特別区」について廃止すべきだという議論があるのはご存知だと思います。だって、世田谷区だけで政令市が作れる人口で83万人ですよね。こうなると知事がおっしゃってる30万人ほどの区に整理統合するというのは世田谷を分割することになります。

長い歴史があり、人々の暮らしを支えてきたコミュニティをどう守り、新たな息吹を注ぎ込むかという点が今、一番問われており、制度論ではないと思いますし、効率や、人口規模だけで地域社会に制度を押し付けることは自治の解体につながると思うのですが、いかがでしょうか。

次回は大阪市と大阪府が決定的に「府市あわせ」になった時代、大阪市は市域拡張を目指し特別市運動をしたことや、それを徹底的につぶしにかかった大阪府の動きなども含め、不毛な論争を避ける方法を探りたいです。

2010年6月13日(日) 拝啓、「大阪維新の会 松井幹事長様」…ツイッター異聞


これから書くことは、またまた誤解を招くかもしれないという思いと同時に、誤った情報の怖さを知る身として、書き留めたいという思いで書かせて頂きます。

実は、12日土曜日に大阪維新の会の皆様が生野区の補選に向けて街頭行動をされました。その街頭演説でさまざまな発言があったようですが、事実を事実として伝えたいという私の思いを、勘違いされているのではと思える松井幹事長(府議)のご発言についての連絡を友人からもらいました。

友人から電話「市長、ツイッターてなもんしてるの」

私「やってるけど、どうして?」

友人「実は大阪市の水道局職員の給料について、猪瀬(東京都副知事)さんに1000万円やなくて6百何十万かで、これのどこが高いと市長がいってると松井さんがいうてた」

私「えーっ!(絶句の後事情説明)」

発端はツイッターでフォローしてくださっている方には全てお分かりだと思いますが、6月8日に、あるフォロワーの方から、猪瀬副知事がツイッター上で大阪市の水道局員の給料が1000万円というつぶやきをされていたということからでした。

ツイッターの使い方を日々学習しながら、まさかという思いで猪瀬さんのツイートを見て、その後のやりとりを「討論」と取られないよう気をつかったつもりでした。

togetterというソフトを使って、この間のツイートをまとめてくださった方がありますので、一度ご覧ください。http://togetter.com/li/27912

猪瀬さんと私とのやり取りだけではありませんが既に4200人近くの方がご覧になっています。ネット社会の情報の伝わり方の早さと、マス・メディアによる「とらえ方」により印象が大きく変わってしまうという状態がよくお判りいただけると思います。途中でこのやりとりを批判されている方もありますが、それはメディアの伝え方に起因するのではとも思い、いい例だと判断しました。

私は事実を事実として伝えなければ、またまた「大阪市の改革は何も進んでいない」という、新たな「刷り込み」に繋がる恐れを感じたから、猪瀬さんに「何故そうなるのか」をお聞きしただけであり、「東京都より低い」とはいっていますが、職員給与についてこれでいいとも申していませんし、安い、高いという議論ではありません。

その友人は街頭演説での発言を録音してくれており、再度確認しました。すると松井幹事長は私がツイートで「678万しかもらってない」とつぶやいたといわれ(そんなつぶやきはと当然しておりません。ご確認ください)「市民のための役所に なるように大阪市政を変えていく、それが我々大阪維新の会です」ともおっしゃってたとか。

一方、マスメディアの一部では予想通り「バトル」とか表現されています。「対決図式」を好む今の風潮でしょうか。また「維新の会」の橋下代表の「敵か味方か」という判断基準をそのまま援用されているのでしょうか。まぁ、好意的に判断すると松井幹事長はこのメディアの伝え方しかご覧にならず、ツイッターでの生のやり取りを確認されていないのではないかとも思えます。

多くの人たちが橋下代表の人気の高さに思わず足を止めて聞き入るのは福島補選でも見られた光景です。恐らく、生野補選でも同じ作戦を取られるのでしょうが、引用される場合は事実に基づいた引用をされるべきだと思い、このブログのタイトルにしました。

松井幹事長は比較の対象として「大阪府の民間平均給与300万」ともいわれたそうですが、府議会議員として2期の経歴をお持ちの松井幹事長が公務員給与の決め方をご存じないはずはありません。また、府の職員給与については言及されておりません。20年度の府のHPで確かめたら、水道部の職員給与は693万ほど…(21年度ではもっと下がっていると思います)

維新の会の目指される政治とは伝聞でもなんでも、利用できるものはするという方向なのでしょうか。そのような政治が、本当に住民を信頼したものといえるのでしょうか。住民を信頼し、どんな不都合な情報でも開示する徹底した情報公開のもとにこそ、真の地域主権、市民協働があると考えます。

こんな議論をすることに何の意味があるのかとむなしくなりますし、もっとのびのびと将来の大阪像を語りたいものです。

1000万円以上という猪瀬さんのつぶやきを発端として、事実はこうですよとつぶやいたときにも、感情的になってはだめだよというのを自分に言い聞かせておりました。討論ではなく、誤った認識を正したいという思いだけです。

一連のやり取りの後、先日猪瀬さんから直筆のお手紙と、サイン入りの『東京の副知事になってみたら』と『ペルソナ』を送っていただきました。お手紙には東京都の改革をより進めるという決意が語られていました。お礼状をしたためようと思っております。

先日(11日)ユーストリームで配信させていただき、また市のHPで動画配信もしております定例会見で、項目説明の最後、記者質問の前に、こう申し上げました。

「府市協調して大阪を盛り上げ、元気にしたいと、そういう思いを依然、勿論強く持ち続けております。そういうことで大阪維新会代表の橋下さんではない、大阪府知事橋下知事とはいつでもお話をする用意はあるということでございます。」(http://bit.ly/fvHrGU の動画を見る、10分54秒から)

また、去年の10月21日、大阪府議会本会議場で意見表明をさせて頂いた際には「かつて大阪市が提唱したスーパー指定市構想に対して大阪都構想という理念のぶつかり合いだけの不毛の議論を置き、今こそ実質的に府と市が協調することで東京一極集中、中央集権制度に対する地方の存在証明につながる動きにしようではありませんか」と言わせて頂きました。

この気持ちはいささかも変わっておりません。

2010年6月 3日(木) ツイッターの2

ユーザーネームをhiramatsu_osakaに変えました。その方がshiminkyoudou(市民協働)より分かりやすいのではないかというご意見を多くいただいたことから変更したものです。

この原稿を書いている時点でフォローしてくださっている方が800人を超えました。お返事をしたい内容や、140字制限(これが素晴らしい着眼点でもあると思いますが)ではお返事しきれないことなどをこの欄に書きます。

早速、先日頂いたツイートを貼り付けます。
@nakasanzとおっしゃる方からです。

「おはよーございます。感じるのは、職場で私語が多いこと、例えばベビーカーをおしていても、職員はエレベーターの中で、しゃべり倒したあげく、先に降りていきます。一般の企業ではあり得ないことです。愚痴を言うばには使いたくないですが、どうおもいますか? 」

@nakasanzさんには、ブログでお話しますとお返事し、今日の更新となりました。こうした事実があるとすれば、恥ずかしい限りです。実はこうした件について市役所職員に向けた庁内ポータルの「市長雑感」というコーナーに一昨年の4月に書いた思いをご紹介します。そして、これは庁内向けに初めて「市長雑感」に書いたものです。

【市長雑感】
「先日、某市役所を訪れた際のこと、職員とおぼしき女性が、エレベーターに乗ろうとした私に「何階ですか?」とごく自然に行き先フロアを尋ね、その階のボタンを押してくれました。
これは何も、私が大阪市長だからではなく、市役所に来られた方々に対する自然な対応として身についているものだと好感を覚えると同時に、ふと考えさせられました。「大阪市役所では来庁者に対してこういう対応ができているのか…?」
 
私はメディア出身ということもあり、市政記者の中には、取材をするだけでなく、逆にいろんな情報を教えてくれる方もいます。そうした中で、「本庁職員のエレベーター内のマナーが悪い」、「職員はワンフロアの移動にもエレベーターを使っている」という話を聞いたことがあります。私は、「エッ、ほんま?」と思わず聞き返しましたが、これって本当なのでしょうか?
 
 「カイゼン甲子園」の取り組みでも、区役所が来庁された市民の案内に知恵と工夫を凝らし、市民サービスの向上に力を注いでいる事例をいくつか見聞きしましたが、記者の話が事実なら、これもカイゼンすべきことではないでしょうか?もちろん、その日の体調やケガなどの事情もあるとは思いますが、そういう目で見られていることも心に留めておく必要があると思います。
 
現在、大阪市を取り巻く情勢は非常に厳しいと認識しています。ともすれば市に対する不満やお叱りの声が聞こえる中で、我々職員は、来庁する市民の皆さんへの接遇態度、例えば、庁舎内で迷っておられる市民の方をお見かけした時に、こちらから「どこへ行かれますか?」といった声を掛けることが当たり前のこととして身についているかが気になります。
 
大きな市政から見れば些細なことかもしれません。しかし、市民の皆さんへの第一印象が違えば、市全体に対する見方も違ったものになりはしないでしょうか?皆さんのお考えはどうでしょう。(邦)
 
以上が雑感の内容です。勿論、全ての職員がご指摘のような接遇態度とは思いませんし、多くの方に見られており、自らは地方公務員として地域の役に立つためにいるという思いを持ってくれている職員も多くいます。
 
そして、市民の方に接する機会に「最近、市役所、区役所の雰囲気は変わりましたか?」と聞くことがよくあります。
 
そうした際に、市長が直接聞くわけですから割り引かないといけないとは思うものの、多くの方から「随分変わってきた」という反応を頂きます。でも、それを「たまたま」、「運悪く」そうした職員に遭遇したのだろうと身びいきに考えるのではダメだと思います。
 
まだまだチェックしなければいけないことが多いと感じ、さらに区役所での職員の態度については一番近くにいるのが区長ですから、区長の指導のもとで改善をはかって欲しいと今朝の区長会で伝えました。
 
@hotaru_yukataさんからも
「毎日通勤で地下鉄を利用するのですが、改札を通っても全く反応しない駅員がいます。目が合っても、知らん顔をされるときもある。会釈とか一礼くらいあってもいいのに。私鉄では、「ご乗車有り難うございます」と挨拶があります。
他の乗客との接客や用事に追われていて挨拶出来ないときもあるかも知れませんが、出来るだけ乗降客には挨拶するように心がけて欲しいなと感じています。きちんと挨拶する職員もいますが、全職員がお客様に挨拶をするように市長から伝えて頂けませんか?
 
というご意見も頂きました。一方、地下鉄の職員でお客様に親身になって案内や説明をしている光景も市長になる前に目撃したこともあります。
 
ほんの小さな心遣いや気配りがあらゆるところで見えることで、市民に対して「市役所変わってきたな」「良くなったな」と思って頂けるとしたら、本当の市民協働という部分が動き始めると信じています。それを大阪市の標準仕様にしたいものです。

2010年5月24日(月) ツイッター

shiminkyoudouというユーザーネームでツイッターを始めました。まだ完全な初心者です。PC自体は昔、Basic言語を独習したことがあります。また、95年からNYに3年間赴任してましたので丁度インターネットビッグバンの真っただ中をめまいがするような変化を感じながら過ごした時代にPCを道具として普通に使えるようになりました。

ツイッターというツールは、ブログの流行をさらに推し進めているようで、自らのHPを多くの人に見てもらいたいと思っている人にも当然のように人気があるようですね。様々な使い方をされているようで、当面は本来の「つぶやき」程度の投稿になるでしょうね。

なぜ、今ツイッターかというのは、このたび大阪市の特別顧問になって頂いた内田樹教授の「つぶやき」を読みたいと思い、アクセスしてから、自分も使ってみようかなという単純な思いでした。

さて、イリュージョンという言葉で表現させていただいた橋下知事の手法ですが、昨日の福島補選で「大阪維新の会」がおっしゃっている「大阪都構想」が支持されたという知事(いや、会の代表かな…この分離が難しい)のご発言が新聞にも出ていますが、2年半市長をさせていただいて、直接行政では仕方がないと思いながらも、時間をかけて懸命に改革を続け、市民で大阪市に様々な力添えをしてくださっている方とお話をする機会を持ち、「市民協働」での成果を少しずつ上げてきていると自負していました。

届かない情報は努力が足りないからとも思いますが、「大阪都構想」について具体的には公式に何も表明されていなかった維新の会が、今回の補選で配られたビラで初めて公式に大枠(これも具体的な方法論などは入っていませんが)を示されました。

これでようやく議論の糸口になると感じます。これまでも民放などの情報番組やニュースバラエティなどでは「(案)として入手した」というスタンスで放送されていましたが、私は中身が見えないと言い続けてきました。直接行政に携わりなおかつ歴史も文化もある大阪市という町を今後どういう形にされようというのか、いよいよ具体的な議論をさせていただきます。

幻想から何も生まれないと思いますし、地味だといわれても「地域主権」の主役は市民であるという信念から、時につぶやき(ツイット)、時にこのブログに書かせていただこうと思っています。

2010年5月 2日(日) あぁ、イリュージョン(2)


30日のこの欄で、28日の知事定例会見での大阪市財政再建計画を練っているという発言に対し、市長定例会見としては異例の反論をさせていただいたことや、なぜ今反論するのかについて書き、その参考資料として2月22日の知事との意見交換会の記録へのリンクを貼りました。(前回ブログ参照)

私の反論については新聞数紙に掲載されましたが、当然、メディアの編集を経るので記者会見のトーンと、自分が言いたかったこととはややニュアンスが変わることは往々にしてあります。

これについてはメディア出身でもあり当然のことだと思っています。編集権というのは第4の権力ともいわれるメディアの存在意義であるし、弱者の視点に立って、より大きな権力のチェックをするからこそ「言論の自由」が守られるという構造になっていると教えられました。

自らの記者会見を振り返って、「あぁ、言いたいことをどういえば新聞、放送の記者の方にこちらの思っている情報の出し方ができるのだろうか、一方であらゆる情報を出すからこそ、各紙、各放送局でニュアンスの違いとなって表れるのだ」と、両者を経験している板挟み心理に悩む部分でもあります。

なら、丸々そのまま(といっても音声状態とか生で現場にいる臨場感ではありませんが)ゴールデンウィークで、もし、ゆっくりされている方があれば、全国自治体ホームページランキング(※)で1800ほどある自治体の中で、1位になった大阪市のホームページにアップされている市長定例会見の動画をご覧いただければと思い、前回の続きとして書いています。

この会見で言いたかったのは、橋下知事がさかんにおっしゃっている「大阪都構想」や「ワン・オーサカ」という耳触りのいいフレーズに、「あぁ、面白そうや」とだけで反応すると、あとあと大変なことになりますよという警鐘です。

つい反応してしまった経験として、「小泉劇場」と言われながら、連日「ワン・フレーズ」を新聞、放送が大きく取り上げ、内容については「またあとで…」ということを正面からとらえることなく、多くのメディアがあおり、それによって多くの国民にあたかも「キャッチフレーズ」で全てが変わるという幻想を抱かせてしまった極めて近い過去の経験があるからです。

小泉元総理大臣といえば「自民党をぶっ壊す」といった過激な発言など、ひと言で決めることから、私も当時すでに報道現場にはいませんでしたが、放送局に勤めていたことから「メディアで使いやすい」、視聴者には「受けやすい」珍しい政治家だなと感じたことを思い出します。

ウィキペディアで小泉さんを検索したら、その政治手法について、作家高村薫さんが文芸春秋の2001年8月号に書かれた「宰相小泉の空虚な語法」という評論のことがでていました。下に貼り付けさせていただきます。(注:これは高村さんの原文ママではありません)

【「分かりやすいと言われる小泉語法の特徴は、『簡潔』『断定』『すり替え』『繰り返し』の四つだ」と指摘している。そして、「文節の短い、簡潔な言葉は論旨を単純化する。単純は『断定』を生みがちであり、簡潔にはいかない複雑で微妙な事柄については、『繰り返し』や『すり替え』が起こり、最後はあいまいなままに置かれる」と結論づけて、「国会の議論が小泉語法によって歪められた」】

この高村さんの評論を紹介した文章は、今の「大阪都構想」、「ワン・オーサカ」構想にそのままあてはまる印象を持つのは私だけでしょうか。

だからこそ、「大阪市の財政再建問題は大阪市で懸命に努力している、それよりも大阪府が抱える財政問題で、なかなか府民には見えない「減債基金」の取り崩しについて、まず検証して頂きたい」という気持ちがこの会見の中心だという思いでした。

またリンクを貼ります。大阪市のホームページで市長定例会見の4月30日の会見動画です。画面の下にスライドバーがありますので、その5分27秒の時点から知事発言への疑問を呈し、後ほどの記者からの質疑応答でもかなりの部分が府市問題で占められています。
大阪市HP市長定例会見へのリンクです。http://www.city.osaka.lg.jp/contents/wdu010/movie/mayor/index.html

※なお、下のリンクは自治体サイトランキング(ゴメス・コンサルティングの調査)です。

http://www.gomez.co.jp/ranking/government/index.html