2009年8月20日(木) 久しぶりのブログ…

前回が祇園祭の巡行報告でしたから…うわーひと月以上も夏休み状態でした。すみません。私事ですが、実は7月下旬に引越しをするという「大イベント」があったもので、PCの設定は変わるは、この際だからと新しい「高機能PC」に機種変更したものの、新しすぎてついていけない状況でした。
 
この間、橋下知事にWTCのヘリポート上で「府庁移転」を突然お願いしたり、市公館で府市トップの「公開議論」(これについてはどう表現すればいいのかわからない性格の話し合いですが、一応「公開議論」としておきます)に臨んだり、書くべきことは山ほどあったのですが、つい引越し騒動にかまけて失礼しました。

夏休みをいただいてリフレッシュすると同時に新PCにも馴染んできましたので、また折に触れて書き込んでいきます。(平松事務所の高本所長から「サボってる」と叱られました)

私の夏休み中にいよいよ選挙戦に突入しました。どの政党を応援するというのではなく、疲弊しきった中央集権制度をこの辺で見直しながら、大阪市のような大都市の持ち味をどう生かして地方分権を実現するのかというのが、今後の日本を力強く再生するために必要なことだという気持ちでこの選挙を見守りたいと思っています。

そして明日は「水都大阪2009」の前夜祭があり、22日には関西4政令市の市長が揃っての開会宣言という予定になっています。祇園祭、神戸まつりに参加させてもらい、今度は大阪の番。新しい「水の都」に向けてのキックオフです。皆さんも期間中ぜひ大阪に来ていただいて変わりつつある大阪を肌で感じてください。

2009年7月18日(土) 祇園祭-山鉾巡行-都市間連携


新型インフルエンザが神戸から発症例が見つかり、兵庫、大阪と拡がったことで観光をはじめ大きな損害がでていますが、その後発症例が全国的に拡がり、数も増えているにもかかわらず、街中にマスクがあふれる姿はなくなりました。従来型だと姿を潜める夏にもかかわらず感染例は確実に増えており、外出から帰った後のうがい、手洗いの励行をお願いします。

関西が大きな風評被害を受けたことで、少し前の定例記者会見の際に「せっかく神戸、京都、堺という政令市が固まっているエリアであり、それぞれの元気発信に役立つなら、祭に相互乗り入れという形で協力関係も含め発信したい」というような発言をしたところ、京都市から祇園祭山鉾巡行へ招待を受けました。

大学は同志社でしたので宵山や巡行も見たことはありましたが、初めて巡行の順番を確認する「くじ改め」の本部で門川市長、山田知事の後ろから見せていただくという貴重な経験をさせてもらうことができました。

祭自体は歴史の長さとともに公家・貴族のものであった発祥当時から、様々な変遷を経て現在のような形になったようですが、多くの町衆が「疫病退散」という思いをこめて鉾、山を曳く行事としての側面と、京都という歴史・文化溢れる町並みを悠然と進む姿は多くの観光客を満足させるすばらしいものです。

今「地方分権・地域主権」ということが大きな声で言われていますが、都市連携ということで近畿独特の京阪神に加え堺市が政令市であるというこの歴史豊かな土地からこそ地域主権のモデルが生まれると確信しています。

何かしら「権力争い」「議席争い」的な捉え方をされているようなこの間の「地域主権」問題ですが、道州制にしろ地方分権にしろ根本は「住みよい国」を作るにはという原点のはず。それがいわゆる「政争の具」にされようとしているのではという危うさを感じます。

大阪市は旧五大市の時代から、政令市の中でも飛びぬけた地域経済活動に支えられて発展をしてきた都市ではありますが、中央集権、東京一極集中が進むあまり置き去りにされながらも、地政学的、歴史的な中枢性からいわば「のほほん」と「市域」を守ることにだけ集中してきたのではないかという気もするんです。

インフルエンザで神戸祭が明日に日程変更になりましたが、近畿の政令市で共通ブースを出したり、矢田市長のお招きで4市長がそろうことになりそうです。地域のことは一番住民に近い基礎自治体が中心になるという「ニア・イズ・ベター」の精神で関西から「大都市圏州」の実態を模索する動きをはじめられればと思います。

8月22日「水都大阪2009」の開幕初日にも他の3市長にお声掛けしますので、今までにはなかった都市間連携の具体的な動きを始められそうです。

2009年7月12日(日) 祭りの季節


いよいよ区民祭りの季節がやってきました。私にとって「市民協働」という方向性が間違っていないということを大きく印象付けてくれた各区の祭りの始まりです。11日(土)の夜から始まり、今朝の区民パレードから一気に盛り上がる「住之江まつり」が21年度の区民祭りの皮切りです。

去年は秘書方が日程のやりくりを苦労してくれて、24区全てに顔を出すことができました。(最高は1日5区掛け持ちでした)各区のコミュニティ協会が主催団体となり実行委員会を組織してもらっていますが、主役はなんと言っても「市民」。

「区民祭り」(区によって名称は違いますが)では、あらゆる年齢層に楽しんでもらうと同時に、この機会に市政の方向性もきちんとアピールしたいという思いもあります。そして一年目市長だった去年は、私にとって「市民協働」の主役の皆さんと直にいろいろとお話ができる最大のチャンスでした。

そうしたふれあいを通じ「大阪好っきやねん」という多くの皆さんから教えられた気持ちが、自分の政策に形作られていく感覚は、どう表現していいのか分からないのですが・・・・・・そうですね、「ワクワクする感覚」とでもいいましょうか。何しろ多くの市民の皆さんの気持ちを一つにできるものから手をつけようという方向性につながりました。

「街頭犯罪ワースト1返上」、「違法駐輪ワースト1返上」、「ゴミ減量問題」などに積極的に取り組む決意と自信をもらったのがこうしたふれあいからでした。

大阪は大都市であり、それゆえの問題も多く抱えていますが、一方で歴史と文化あふれる「街力」は経済面などから「地盤沈下」が叫ばれて久しいとはいえ、まだまだ健在だと感じさせてくれますし、各区が趣向を凝らして地域のコミュニティを大事にし、そこから生まれてくる連帯感があらゆる面で有機的に発展するよう、区役所の役目は大きなものがあると感じます。

日程上、各区の祭りに短い時間しか顔を出すことができないかもしれませんが、今年も24区全てに参加したいと思っています。(秘書がやりくりに頭を悩ませています)

2009年7月 8日(水) 水都大阪2009への想い


中之島に市役所本庁がありますが、その東にひろがる「中之島公園」の整備工事が最終段階に入っています。この工事は平成19年度から今年度完成を目指して進めていたものです。その公園が「水都大阪2009」の開幕日、8月22日にオープンするため、現在急ピッチで作業が進められています。

今年はバラ園を部分的に開放しましたが、その際には以前のバラ園をご存知の方は、「部分」なるがゆえの寂しさを感じられたと思います。もちろん、新しいコンセプトのバラ園自体は非常に楽しいもので、「親水」公園として土佐堀川に向かって少し傾斜を持たせ、川からも楽しんでもらえるようになっています。

中之島公園の最東部を剣の先に似た形から「剣先」と呼んでいますが、新淀川の毛馬閘門から大川に流れ込んだ水が堂島川と土佐堀川という二つの川に分かれる地点「剣先」に「大噴水」を設置、30分に一度、5分間天高く水を噴き上ます。その実験も6月末以来何度か行っていますので、たまたまご覧になった方もあると思います。

この噴水、「大川」から取水するのですが、きれいになったとはいえまだまだ「泳げる」ところまで水質浄化できていませんので、風向きによって噴水からの水が飛び散ったらどうなるんだろうと心配してましたら、流石大阪市(??)、大川の水をいったん汲み上げて浄化し、それを噴水に使うのでもし風が強くて飛散した水にかかっても心配ないということでした。

また、そのために噴水にインターバルが必要だということでした。公園の全体像などは大阪市のゆとりとみどり振興局のHPに具体的な計画が載っていますが、その再整備コンセプトを見ているだけで、早く完成後の公園を実感したいという思いが高まってきます。

その公園をメイン舞台として市内のあちこちで様々なイベントも繰り広げられますが、「水都大阪2009」は大都市の真ん中にある水辺の憩いをどう演出し、それを大事に守っていきながら、さらに「親水空間」としての魅力を増すために努力を続けるという決意表明でもあります。
是非水都大阪のHPも見てくださいね。
http://www.suito-osaka2009.jp/

2009年7月 4日(土) たかじんさん・とおるちゃん・・・?


先日(6月30日)、新聞やテレビで「OSAKAあかるクラブ」というやしきたかじんさんが呼びかけた「クラブ活動」が始まったというニュースをごらんになった方もあると思います。

アナウンサー時代にたかじんさんがパーソナリティのラジオの番組で、いつもニュース担当でスタジオでご一緒させてもらった関係から、市長になってからもテレビ番組に呼んでもらい自分の思うところをお話させてもらいました。

橋下知事と一緒にたかじんさんの番組に出たときのこと、知事が「御堂筋をライトアップしましょうよ。バァーッと、ねぇ市長」といわれたのに対して、イチョウの管理を国から託されている市長として「いいですね」と答え、「えっ!ホントですか?」と知事の問いかけに「はい!・・・・・・但し府の予算でね」と返事したことが今日の府の御堂筋ライトアップにつながっています。

大阪市としては中之島を中心にした「光のルネサンス」事業を展開しており、この上御堂筋もというと財政難の折からとても持たないと感じたから、咄嗟に「府の予算・・・」という反応になりました。
たかじんさんが「自分の知り合いが同時期に大阪で市長、知事になることなんて100回生まれ変わってもありえない」と知事と私に「大阪を明るくする事業を勝手に立ち上げるから、府や市で法律上問題点がないかどうかチェックしてほしい」という話が盛り上がった結果、「クラブ活動」につながったものです。

当面Tシャツの売り上げ(利益分)をそれぞれのライトアップ事業に寄付という活動になるようですが、「集まれぇー!」という強い指揮系統を持っているたかじんさんのこと、今後様々な局面でいろいろな仕掛けが飛び出してくるかもしれません。楽しみに待っています。

2009年6月25日(木) 知事「政党支持」発言について


今日(25日)市の事前調査(委員会)が終わってから、市政記者クラブに出かけました。定例会見とは違い、市政記者の方たちと色々話をしたいなと思ったときにはぶらっと顔を出すようにしています。本来なら木曜日には定例会見があるのですが、今週は事前調査開催中ということでスキップしており、紙面を賑わしている知事の「政党支持」発言について取材依頼もあったことから、記者クラブで話をしようと思い出かけたものです。

知事の政治資金パーティにお邪魔したときに、乾杯の発声を依頼され、そのスタンバイで舞台袖にいたときに、東国原知事、中田横浜市長もおられる中、「市長、地方分権のために政党支持をはっきり打ち出しましょうよ」といわれたのが最初でした。

その後橋下知事の発言はどんどん大きくなり、そうしたグループ結成まで動きが加速したという報道の反面、今日夕刊の中田市長発言に見られるように「特定の政党支持に向けた動きではなく、政策提言グループを作るという行動に同意した」という冷静な判断が出てきています。

知事のパーティの際に具体的にどう返事をしたかは忘れましたが、東国原知事に「橋下知事が走り過ぎないようにお願いしますよ」と話したことは覚えていますし、お断りしたという認識です。「この指に止まらない人は敵だ」的な二者択一思考で一元的に判断できるほど地域主権、地方分権論議が深まっているとは思えないことや、大都市のあり方を具体的に言及している方が皆無といっていい状態の中で、基礎自治体の長として行動はできないと思うからです。

今日の記者クラブではこうしたことを話すと同時に、大阪市の今年の国家予算要求で最重点項目である「生活保護の国庫全額負担」という項目をきちんと謳っていただければ、当然その政党を支持したいと思うでしょうとも話しました。

生活保護制度を、本当の意味でナショナルミニマムであり、最後のセーフティネットとして国の責任において整備しないことには、勤労や雇用、教育、生き方など全てにわたってきちんとした価値観を再構築することはできないだろうと思っています。各政党がきちんとこの点を謳っていただければ確実に変わるのですが・・・。

2009年6月19日(金) 生活保護国庫負担について


前回、この問題について「全力で発信したい」と書きました。実は市役所職員向けLANに「市長雑感」というコラムがあり、その時々に感じたことを発信しています。そこに13日の土曜日に参加した東京市政調査会主催の生活保護シンポジウムでの感想を載せました。
前回の内容よりも分かりやすいと思いますので、このページにも転載します。是非お読みください。

『私は就任以来、生活保護費が大阪市の厳しい財政をさらに圧迫している現状をことあるごとに各方面に訴え、その改善を求めてきました。

 ご存じのとおり、大阪市の生活保護費は、2400億円を超え、一般会計の15%を占めるなど、大きな負担となっています。さらに、昨今の経済危機に伴い、大阪市内の申請件数は対前年度比190%と大きく伸びています。

 一方で、大阪市の生活保護に対しては、「審査が甘いのではないか?」「不正受給を見過ごしているのでは?」といった見方が依然として残っており、シンポジウムでもコーディネーターの偏見を伴った発言が続きました。

 私は、市の審査が厳格に行われていること、また、保護開始後におかしいと思ったとしても調査権がないこと、そして、最前線の区役所職員が、国の基準を上回る多数の被保護者を受け持ちながら、弱い立場の人のためきっちりと対応していることなど、声を嗄らして反論しました。さらには、憲法第25条の生存権の保障に由来するものである限り、国民の最低限度の保障「ナショナルミニマム」として、本来、国の責任で実施されるべきであると主張しました。

 この点、シンポジウムに同席されていた地方財政制度審議会の木村陽子先生にも、大阪市の考え方についてご理解をいただいており、今後とも密に連絡を取らせていただきたいとお願いしてきました。

 来年度の国の施策・予算に関する大阪市としての提案、いわゆる「国家予算要望」に臨み、大阪市が最重点項目の筆頭に挙げたのも、生活保護制度の抜本改革です。

 私は、自治体の負担がこのまま続くのであれば市の財政は破綻してしまうということ、また、単に費用の問題だけでなく、そもそも、生活保護に至るまでに、雇用保険をはじめとする他のセーフティネットが機能するシステムの構築、さらに、基礎年金との逆転現象によるモラルハザードの解消など、制度疲労を起こしている社会保障全体についての改革を早急に実現するよう、大阪から声をあげ続けていきます。』

以上の内容です。これまで「市長雑感」に書いたことでも皆さんに読んでいただきたいと思うものがあれば適宜転載させていただきます。