2009年12月27日(日) ヒカルネ無事終了


12月1日から始まった「光のルネサンス」ですが、12日からのメインパフォーマンスも25日の午後10時に無事終了しました。昨日報道発表させていただきましたが、期間中の入場者が去年を大幅に上回り304万人ということになりました。ご来場ありがとうございました。

これは橋下知事肝入りの御堂筋イルミネーション(ミドイル)との相乗効果も大いにあったと思いますが、前回のブログでも書かせていただいたように、単なる光のイベントだけではない「お祭り感」を総合的に出せたからだと思います。市内企業やボランティアの皆さんの協力も本当にありがたく、来年を心待ちにする(気が早い)人たちもきっと大勢おられると思います。

世相の暗さ、先行きの不透明さをせめてクリスマスに向けて気分だけでも「ルネサンス」をと、今年は「水都大阪2009」でご披露した新中之島公園をやわらかな光、意外性のある光、あたたかな光、笑顔がこぼれる光でおもてなしをさせていただきました。

大阪のあたたかさを十分に感じていただけたのではないかと思います。大阪市長として御堂筋イルミネーション(ミドイル)と共に全国、いや世界からお越しいただいても胸を張れるイベントをさせていただいたと感じます。

中之島という素晴らしい財産を有効に使わせていただいて、心があたたかくなるようなイベントを今後も続けていきたいですし、それがなんらかの「活力」を生むと信じています。

2009年12月21日(月) ヒカルネ・ミドイル(?)へは是非公共交通機関で


すごいことになっています。週末の夕方は御堂筋近辺に車で来られるのを控えてください。お願いします。

光のルネサンス(以下ヒカルネ)、御堂筋イルミネーション(ミドイル:勝手に略しています)ともに大好評で嬉しい限りですが、土曜、日曜の梅田新道から御堂筋は、午後5時まえにはもう動きが取れない状況です。このライトアップイベントは、落ち込んだ大阪のイメージを橋下知事登場以来の悲願としての「御堂筋のライトアップ」が実現したことに加え、大阪市と経済界が実行委員会方式で以前から続けてきた「光のルネサンス」を府のライトアップに負けじとパワーアップしたことで本当に盛り上がっています。

たかじんさん肝いりの「OSAKAあかるクラブ」に協賛していただき、市役所前に2基のツリーを設置。多くの方たちが記念撮影のスポットにしていただいています。300人の老若男女によるサンタの衣装でのパレード(サンタ・ラン)も加わり、大いに盛り上がりましたが、交通渋滞が想像をはるかに超えています。

不要不急の車の乗り入れを是非控えてください。

「ヒカルネ」は科学館の北側、鳥取市協賛の砂像「都会に舞い降りた天使Ⅱ」のウェストライトパークも素晴らしい出来栄えですし、水都でおなじみなった中之島公園では様々な趣向を凝らしたライトアップやフードテントでの体の芯から温まる飲み物、料理の数々と家族連れで楽しんでいただけます。中央公会堂前の通りと広場はフランスムード満点。市役所南側の土佐堀川沿いでは土曜の朝はマルシェ、夜には地酒やなにわの伝統野菜を取り入れたメニューもあるレストランテントなど、夜が更けるのを忘れるくらいです。

1.2キロの「ミドイル」はゆっくりと歩きながら、協賛いただいた御堂筋に面した企業のライトアップとともに楽しんでいただきたいです。急に寒くなったにもかかわらず、遅くまで賑わっており、週末のしかも冬の夜には人通りが殆どなかった中之島公園や御堂筋一帯に、多くの方たちが訪れて下さっている光景は、うれしいの一語です。

だからこそ、ゆっくりとその雰囲気を味わっていただきたいと思います。イベントによっては入場制限があるためご不便をおかけしていることをお詫びしますが、お待ちいただく導線も工夫をこらしました。水都大阪2009で好評だった市役所ロビーの「おもてなしカフェ」も大好評。ロビーコンサートがある日も是非オフィシャルサイトでチェックしてください。

その他にも町の中に、ライトアップをそのビルの個性を活かした形で展開されているのも魅力です。町の活気をどう演出するか。毎年その意味合いを増してきているようです。そして今年からは府・市協調のシンボルとして、今後ますますこのライトアップイベントを全国的にも発信したいですね。

ヒカルネは12月25日まで、ミドイルは1月末まで実施されます。

2009年11月28日(土) セレッソ大阪・ホーム最終戦


今日はセレッソ大阪の長居スタジアム今年最後のホームゲームです。

市長になって初めて試合開始から最後まで観戦できそうで、楽しみにしています。セレッソ大阪は長居スタジアムがホームですが、来シーズンからはスタジアムの横にある球技場を改修し、2万500人収容のサッカーファンにはたまらない迫力満点のスタンドとの距離感が実現します。

確かに4万人収容の現在のスタジアムもいいのですが、トラックがあるので最前列でも選手の息遣いなど細かな迫力に欠けるのはいたし方ありません。来年4月から工事にかかり6月末には完成予定で、芝のつき具合などから試合に使えるのは8月ごろになりそうとのこと。

長居スタジアムの距離感とは全く違う凄い迫力になりそうで、J1復帰にふさわしい熱戦を期待できそうです。長居球技場の供用開始時にスケジュールが合えば是非大阪市民チームのセレッソを応援に行きたいなと思っています。

プロスポーツといえば野球しか思い浮かばなかった昔と違い、様々な競技がプロ化していく中で、青少年の健全育成や健康増進、さらに「夢」事業としてのプロのスポーツチームに行政が期待するところも大きくなってきています。

チーム側も地域社会への貢献を大きなテーマに掲げられ、毎年市民対象の様々なイベントや行事を実施していただいており、こうした動きに是非大阪市としても積極的に関与したいと思っています。

今年の7月5日に長居スタジアムで行われたベガルタ仙台の試合前、30秒スピーチをさせてもらいました。遠く仙台から応援にこられたベガルタファンに「今日は勝たせてもらう」とアオッてしまい、スタンドの大半を占めるセレッソファンからは大声援、ベガルタファンからはブーイングの嵐となったのも楽しかった思い出です。

今日もご挨拶させていただくなら何を言おうかな…30秒を超えて叱られそうだなと今から心配していますが、J1復帰なったシーズンのホーム最終戦ですから、少々のことは許していただけるでしょうか。

17時試合開始が楽しみです。

2009年11月23日(月) 今年の「ヒカルネ」は見逃せない


またまたご無沙汰してしまいました。

11月に入って、極端にバタバタしていたわけでもなく(ずっとバタバタしていますので)、どうもブログに書くには内容が極秘事項であったり、その対極にある「どうでもいい」話題であったりと軸が定まらなかったというのが元気メッセージの更新をサボってしまった理由です。

まぁ、言い訳はいいか…。

そして、このタイトル「ヒカルネ」が分かる人は市役所通っつうか、なんでも略しちゃえ症候群に浸かっている人でしょう。そう「光のルネサンス」でござんす。(少し軽すぎる…か)

一昨年の12月19日に初登庁したころは、すでに第5回の「ヒカルネ」が実施されていた(ハズ)のですが、市役所の細かい業務の詰め込みや、また素人市長としての猛特訓やら20年度予算のヒアリングやらで、市役所5階の会議室に缶詰状態で、本庁南側の多くの人の賑わいからの雑踏の雰囲気が会議室にかすかに流れてきていたのを思い出します。

ですから、「ヒカルネ」がどういった内容だったのかを19年当時は殆ど知る由もなかったといえます。しかし、20年の12月には実際に色々なイベントや、今年夏から秋にかけての「水都大阪2009」に向けてのプレイベントなどで、橋下知事とご一緒に駆け回ることができたことでこのイベントの素晴らしさ、楽しさを知ることができました。

「ヒカルネ’08」を経験して、一方で何か足りないのではと感じていました。そして市会の委員会である自民党の委員から「公式グッズなど、記念になるものや一息つける仕掛けが欲しい」という意見が出て、全く同じ思いだったことに気づきました。

そこから、担当局に指示してオフィシャルグッズの製作コンペであるとか、去年まで着実に人気を集めてきたイベントでであるものの、そこからひと皮むけた今までとは違う「お祭り」感を出したいと思ってました。橋下知事の「御堂筋ライトアップ」に負けじと様々な知恵を絞ったさまは
http://www.hikari-renaissance.com/mt/index.html
でごらんいただけます。「ヒカルネ」は12月25日に終わりますが、御堂筋ライトアップは年明けまで続きますので、大阪市内は光の洪水エリアと化します。

私は時期的には来年度予算のヒアリング等で、ひょっとしたら賑わいの「音」しか楽しめないかもしれませんが、皆様には「水都大阪2009」で実感していただいた中之島公園の素晴らしさをまた感じていただけると思いますし、4丁目では去年に続き鳥取市にご協力いただいた「砂像」も「ウェストライトパーク」の呼び物になること間違いなしです。

たかじんさんの呼びかけによる「OSAKAあかるクラブ」の寄付による市役所前の2基のライトアップツリーに加え、正面玄関全体を光のデコレーションで飾るなど、きっと楽しんでいただけると確信しています。是非見にきてくださいね。

2009年11月 1日(日) WTCを見上げながら


26日の府議会開会が遅れに遅れ、27日の午後にようやく議決されました。府庁舎の移転条例が否決されたのは残念ですが、買い取りのための補正予算案が可決されたことは、WTCがある咲洲やコンテナの荷役作業が本格的に始まった夢洲の今後にとっても非常にありがたいことです。

「府市協調」という路線について、橋下知事誕生までは二重行政の無駄を省けという世論に対し、どちらかというと行政特有の「アリバイ作り」と取られても仕方がないスローテンポの交渉を前知事・市長の間で回を重ねていたように映ります。

「府市合わせ」という語呂合わせが堂々とまかり通っていたわけです。そんな状況は細かな点での前進はあったものの、府民、市民には見えにくい「交渉」状況であっただろうと思います。市長になって府との交渉のレクチャーを受けて、「あぁ、そんなこと知らんかったなぁ」と何度も思いました。

しかし、橋下知事誕生後の市との協調路線はまず水道協議で徹底してメディアオープンのなかで進めることから、多くの府民、市民に様々な形でメディアを通してその意義が伝えられました。そして市民の皆さまに分かっていただきたいという思いから、市ではインターネットで「水道統合」について私が直接語りかける形での情報発信や、市政だよりを通じての発信を行ってきました。

そうした動きの中で、去年8月から紆余曲折があったこの間の府庁移転論議です。今回も徹底した情報公開を府市共に心がけ、また今までには考えられなかった府市双方の職員による「都市構想」へと進み、春の否決後も更生管財人の意向を受け、最大限努力させてもらいました。

移転案は×買い取り〇という判断について、報道によるインタビューなどでは「分かりにくい」という指摘が多くあるようです。そんな疑問や懸念を晴らすためには、府の買い取りは良かったと思っていただける結論を導くのが政治家としての使命であると考えます。これは私だけでなく、知事も全く同じ思いだと確信します。

毎日、WTCを見上げながら、このビルに府の職員が通う姿や、ATCに通う市の職員の姿を思い浮かべています。人の流れは確実に増えますが、それが公務員だけでは本当の街作りといえないことは重々承知しています。

府市連携しながら、また知事と協調しながらダイナミックにこのエリアの活性化を目指したいと思います。まぁ知事は一気に大きな打ち上げが得意であり、またそれが成果をもたらしている部分もありますが、私はそんな知事の発想の中から地道に、しかし確実に歩を進める策を実行していきたいと気持ちを引き締めています。

でも、動くときはあらゆる可能性を目指して行きますので是非応援してください。

2009年10月24日(土) 認識の乖離のなかで 2

昨日、「言いたいことを全て言って、それをメディアに全て伝えてもらおうと思うのは大間違い」と書きました。このあたりのことに今日は少し触れてみます。

市長就任以来、記者会見や予算発表、政策推進ビジョン発表などあらゆる局面で自分なりに「この情報の出し方でわかりやすいのだろうか」と自問しながら臨んできました。情報の出し方という点で長年現場にいた感覚で現場に対し勝手に指示を出しています。

大阪市は情報の出し方が下手でした。(今でもそういった面はあるかも)これは「大大阪」がそんな些細なことを大仰に言うことはない…とでも言いたげな鷹揚さが残っていたのかもしれません。
一方、メディアは限られた紙面、時間の中で「何が言いたいのか」「何が新しいのか」「何が変わったのか」など独自の判断で情報を切り取ります。そして次の段階でデスクの判断が加わり、時にはこちらが思っていたことと正反対のことを伝えられ慌てることもあります。

ある意味、それがメディアの独自性であり、存在証明なのでしょう。

ところが切り取られた情報にしか接することができない状況では、この加工情報を信じざるを得ないという現象が普通に存在します。

その加工情報が本来意図する方向と反対になったときに、周辺にどういった作用を及ぼすか、などといったことをメディアは考える必要はありません。ですから、どうしても読者、視聴者を惹きつけやすい見出しやタイトルをつける傾向がときどき見られます。また、自らの思い込みや作り込みにあてはめるだけの取材といった形で表れることもあり、取材協力をした職員が「2度と協力しない」という悪循環におちいることもあります。

WTCへの府庁舎移転を巡っての21日の府議会本会議場での「認識」情報交換は本当に府市協調で何かが変わるのではないかという期待を府民に持っていただきたい。その代表の府議会議員の皆さんに分かってもらいたいという思いで臨みました。

「平松の(大阪市の)本気度が見えない」とだけおっしゃっていた方もいらっしゃる府議会で、訴えたかったことの真意は、ここまで進んだ情報公開の中で「騙す」だとか「裏切る」などということは不可能に近いし、生でのやりとりという基本的な情報に直に触れることにより、加工情報だけでは得られない判断基準を持っていただきたいという思いでした。

2009年10月23日(金) 認識の乖離のなかで 1


WTCへの府庁舎移転に関する採決の日が刻々と近づいてきています。やはり、落ち着きません。橋下知事からは昨日の午前中にお電話をいただきました。府議会本会議場での所信説明に対するお礼の電話でした。

この間、府と市の担当職員は本当に連絡を密に取り合い、「府市合わせ」だと揶揄されたひと昔前(直近でもあったのかも…)とは隔世の感があるそうです。

そうしたことを身近にいる職員から聞くにつけ、情報の伝わり方の難しさを実感します。昨日のブログにも書きましたが、府議会での知事、議員とのやりとりを私は主にダイジェストで見る方が多く、これは逆に大阪市会での私と市会議員のやりとりを府の関係者もダイジェストで見たり、聞いたりされるのだろうということです。

情報の奔流の中で全てに目を通したりするのはとても無理な相談ですが、新聞やテレビ、ラジオなどで伝えられる情報が記者のフィルターを通した加工情報であるという部分を往々にして忘れる傾向があります。

市長という職務をさせていただいてなければ、情報の読み取り方というか「メディア・リテラシー」を研究したいと思っていたものの、いざ一方の責任ある発信者になると、なかなかそこまで思いを致す余裕がありません。

多くの府議会議員の皆さまとは初対面という状況でした。先方とて同じだと思います。人間の触れ合いというのは、加工情報に多く接していればいるほど、そこから得られている認識情報と自分の目で見、耳で聞くという原情報に接した時にその違いに驚くことが多々あります。

言いたいことを全て言って、それをメディアに全て伝えてもらおうと思うのは大間違いで、如何にメディアが伝えやすい形で情報を発信するのかという部分を抜きには「真意」が伝わらないし、その努力は必要です。

市長になって、様々な記者会見、インタビュー、ぶら下がり取材、囲み取材を受けた経験から、少しずつ学び始めています。取材する側だけにいたのではわからなかった情報の伝わり方が実感できています。

府議会本会議場での同じ空気を共有するという時間が、何かを生み出してくれればいいと思っています。今後の大阪・関西の元気を取り戻すためにも「疑心暗鬼」状態ではない、「なんや、同じ方向を考えてんねや」という安心感から始まる何かを探ります。